歯の学校-大曲分校-  
口の中をのぞいてみよう!!

口のページ || (くちびる)と頬(ほほ)のページ || 舌(した)のページ || (は)のページ


- 舌(した)のページ-


舌は柔(やわ)らかくていろいろな形に変化(へんか)しやすく、自由(じゆう)に運動(うんどう)が出来る。これは舌の中身(なかみ)がいろいろな方向に走る筋肉(きんにく)で出来ているおかげなんだ。

口の断面図(だんめんず)


  舌がどんな働(はたら)きをしているか考えてみよう  

ごはんを食べるときのことを想像(そうぞう)してみよう。
奥歯(おくば)でごはんをかむときに歯と歯の間にごはんつぶを運(はこ)ぶ役目をするのが舌なんだ。

長い間ごはんをかんでいると、ごはんが柔(やわ)らかくとろとろになってくるよね。食べ物と唾液(だえき)を混(ま)ぜ合わせるのも舌の働きなんだ。

とろとろになったごはんをごっくんと飲(の)み込(こ)むときにも、舌は大事な役目をしているんだ。
病気(びょうき)や事故(じこ)で舌が動かなくなってしまった人は、食べ物を飲み込めなくなってしまったりすることもあるんだ。

食事(しょくじ)が終(お)わって「ごちそうさま」した後、小さな食べかすが口の中に残(のこ)っていたりする時があるよね。舌の先で取(と)ってしまおうとする子はいないかな?そんなことが出来るのも舌のおかげだよね。

(あじ)を感(かん)じるのは「味蕾(みらい)」という細胞(さいぼう)の働きなんだけど、舌の表面(ひょうめん)にはその細胞がたくさんあって、味を感じとるための重要(じゅうよう)な働きをしているんだ。
おいしいごはんを食べてる時って幸(しあわ)せだよね!!

食事が終わったら、今度は友達(ともだち)とおしゃべりする時のことを考えてみよう。言葉を話すときも舌はとても大切な役目をしているんだ。




  みんなで一緒(いっしょ)に発声練習(はっせいれんしゅう)!!  


「た」という音を発音(はつおん)してみよう。何回も発音して舌がどのように動いているか考(かんが)えてごらん。舌の先が上あごの前の方に一回くっついてから、勢(いきお)いよく開(ひら)くと「た」という音になったね。それじゃ今度は舌を動かさないで「た」という発音が出来(でき)るかためしてごらん。きっと誰(だれ)も出来ないと思うよ。同じように、「さ」・「な」・「ら」などの音も舌がないと発音できないんだ。ほかにもそんな音がないかみんなで探(さが)してみよう。






夏の犬

夏の暑(あつ)い日に、犬は舌をなが〜く出して「ハアッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ」と速(はや)い呼吸(こきゅう)をしてるけど、あれは何をしてるか知っているかな?犬は汗(あせ)をかかないので、暑い時にああやって舌から体の熱(ねつ)を逃(に)がしているんだよ。人間の舌とはちょっと違(ちが)う役目(やくめ)をしているね。







口のページ || (くちびる)と頬(ほほ)のページ || 舌(した)のページ || (は)のページ
  口の中をのぞいてみよう!!