別冊

2005年08月08日

10万ドルのコストダウン第2弾 木造住宅のCPM 3300円

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発刊にあたって

 私ども住宅ジャーナルが出版した前書「10万ドルのコストダウン――工務店・ピルダーのためのCPMマニュアル」は、初めて日本の住宅業界にCPMの理論と米国の住宅業界での取り組みなどについて紹介したものとして、住宅業界とりわけ地域市場で頑張っている工務店・ビルダーの方々から大きな反響を頂きました。コストダウンや工期短縮などを実現する手段としてCPMに対する大きな期待が寄せられました。

 日本の住宅業界は、低コスト住宅の流れや、大工・技能者の高齢化、工期の長期化、部品・部材の高度ユニット化、新工法の参入など、業界環境がいま大きく変わろうとしています。それは21世紀への生き残りを賭けた厳しい選択と新たな対応の時代の始まりです。コストダウンと工期短縮はまさに時代の要求となりつつあり、CPMはその力強い解決の手法として広く認識していただくことが出来ました。

 さて、そのCPMとはどのように取り組んでいったらよいのか。「具体的な手法は?」というのが、今回の「10万ドルのコストダウン第2弾|のメインテーマです。

 住宅を建築する時、現場工程を管理する時、実際にCPMを使って何をどう考え、自分の会社の仕事をどのように改良して、コストダウンと工期短縮を実現していくかを明らかにしようというものです。

 前書「10万ドルのコストダウン」では、今までの住宅建築における現場工程でのムダを排除し合理的な工程を組むためのCPMの基本理論、米国で実際使われているCPM等を紹介しました。今回の内容は、日本の工務店やビルダーがこれから実際にCPMを使い工期短縮とコストダウンを行うための具体的手法とそのプロセスを明らかにしようというもの。そのため、住宅ジャーナルでは現場工程の歩掛かりに関する詳細な現場調査やアンケート調査を実施。全国から貴重なデータを集めることができました。これは日本の住宅業界には存在しないといわれる各工程の“標準歩掛かり”の検討を行おうというものでした。日本の住宅業界で誰もがCPMを簡単に組めるようになるためには“標準歩掛かり”がどうしても必要ですが、これを作り上げるには今後さらなる調査研究と多大な時間が必要とされます。

 本書では、そうした標準歩掛かりへの手がかりとして、現場の一般的な人工数や仕事量としてなじみやすい“目安”として、各工程の歩掛かりを提示してみました。これにより読者の皆様が自社の歩掛かりを検証し、実際にCPMに取り組もうとするときの比較材料にしていただきたいと願っています。また本書では工期30日のモデル工程などの他、すでに実際にCPMに取り組んでいる会社の実例を取り上げました。CPMは現場の科学であり、実践の科学でもあります。いくら理論を学び、アローダイヤグラム作りに精通したからといって、CPMの工程管理ができるわけではありません。それゆえこうした実例の中にCPMの多くのヒントが隠されており、ここに紹介した4社の事例もそれぞれ大いに参考になるものと思います。

 読者の皆様が、次々とCPM手法による住宅建築に取り組まれ大きな成果を上げられることを心より願っております。




主な内容

 1.時間的コストとCPM
   ・工期短縮が最重要課題
   ・時間的コストでみる工務店経営と建築現場の実態
   ・工期短縮で利益3倍に

 2.時間の設計図
   ・CPM工程表の考え方
   ・CPM工程表は“時間の設計図”
   ・クリティカル・パスの理解と応用

 3.木造住宅・工期30日のCPM
   ・木造住宅・在来工法の歩掛かりの分析
   ・木造住宅・在来工法工期30日のCPMを組む

 4.躯体工事の歩掛かり目安をつくる
   ・歩掛かりの原単位を計る
   ・最も効率的な人数と工期の目安

 5.CPMに取り組む企業
   ・労務コストを1/2に 社員の施工チーム“タイガー隊”活躍
   ・30分単位のCPM実現 仕掛かり時間最短の“クレバーホーム
   ・1年でCPM導入に成功 大工3人・1か月でできる“TPハウス”
   ・木工事を28人工で完了する短縮工法 メタルフィットを活かす“フリージア”

 6.工務店経営と時間的コスト
   ・経営実態の把握がCPMを進化させる




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2005年08月04日

10万ドルのコストダウン 3000円(売り切れてしまいました、申し訳ありません)

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発刊にあたって(1994年)

 住宅建築業界は、他産業の厳しい状況を後目に好調ですが、その内実は大手ハウスメーカー対地域中小建築業者の競争の激化、技能労働者の枯渇、続々と出現する新工法住宅、ニュー・コントラクターの誕生など、様々な問題や変革の芽を抱えながら、業界構造の激変を予兆させる時代相となっています。

 そうした中で、住宅産業、とりわけ地域社会に根ざし優良な住宅を供給してきた地域建築業者は、極めて苦しい立場に立たされつつあります。価格競争、施工品質への要求、技能労働力の確保、前近代的な経営など問題は多岐にわたっており、一層深刻の度合いを深めています。そして新商品、新工法に取り組もうと努力しても、そうした問題への解決の糸口がすこしも見いだせず、なんらの解決策もないまま好況感だけが一人走りしている状況のようです。

 私どもが注目した「CPM」は、教科書的な工程管理の一手法ではなく、米国ピルダーの間で工期短縮、コストダウン、利益アップのために実際に使われ、具体的な成果を上げている実践手法で、住宅ジャーナルでの連載開始とともにそうした問題意識を持つ日本の業界人に大きな刺激と意欲を与えました。

 一方、「内外価格差」の問題から住宅価格を現在の3分の2に引き下げようというプロジェクトが政府で進められており、また流通業界から始まった価格破壊の動きもあり、日本の住宅供給の諸問題に「価格再構築」という大命題が加わり、業界の越えなければならないハードルがますます高くなってきました。

 私ども住宅ジャーナルは、21世紀の住宅供給の担い手は、地域社会に信頼の根を張り優良な住宅を供給する地域建築業者であると期待しています。しかし彼らの前には今述べたような様々な問題が横だわっており、それらを乗り越えていくための道具として、私たち住宅ジャーナルはこの「CPM」的手法が極めて有効であると考えています。

 本書はこうした観点に立ち、米国で実践されている「CPM」の手法が何故我が国の業界でも行わなければならないか解き明かし、CPMの基本を解説するとともに米国でのCPM実践の具体的な事例を数多く紹介しました。また、日米の住宅価格差で明らかとなった日本の住宅供給体制、施工などの問題点、欠点を明らかにして、21世紀の住宅供給の担い手となるための「価格再構築」の意義、新しい供給スタイルの住宅として「和製スターター・ホーム」について考えています。

 本書の様々な具体例からひとつでも実務に応用できるものがあれば、どしどし採用していただきたいと思います。それがあなたの会社でのCPMへの第一歩となるでしょう。



主な内容

 @CPMとはなにか、その背景を知ろう
  ・日本の住宅建築はムダだらけ 〜50%のコストダウンは可能〜
  ・1000万円をどこで回収するか 〜現場の生産性の低さに問題〜
  ・輸入建材のコストダウン効果10〜15% 〜材料費は不合理の温床である〜
                                      など

 ACPM実践編
  (CPM導入のポイント)
  ・CPMを理解する13のキーワード 〜工程管理で利益を生む方法〜
  ・CPMの基本、矢印線工程表 〜工期短縮を実現する武器〜
  (具体例を学ぼう)
  ・最も重要なのは「時間の管理」
  ・米国住宅のコストダウン手法
  ・CPMを支える米国の業界常識 〜急速に進展するコストダウン技法〜

 B和製スターター・ホーム
  ・1000万円のコストダウン実現 〜動き出した和製スターター・ホーム〜
  ・時間に関する5つの仕組み
  ・和製スターター・ホーム、その【設計】 〜実費主義への転換と計画原価〜
                                    など



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2005年08月02日

建具技術資料V 3000円

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発刊にあたって(1986年)

 建具技術が現在のようにオープン化されたのはそれほど古いことではない。親方から弟子へ、そしてまたその弟子へと建具の技術は受け継がれてきた。そうはいっても親方からすんなりと教えてもらえたわけではなかった。親方は昼間仕事せず、弟子がみな上がってしまってから仕事をする。仕事をする時の状況は分からない。従ってどうしてもでき上がったものを見てどのように工作するかなどを想像し、工夫するしかない。

 そうした厳しい修行を通して身につけたものだけに、建具技術は実に貴重なものである。そうであればこそ大切にしていかなければならない。最近では組子や吊り込みに関する講習会も随所で開かれるようになっており、かつては秘伝ともいわれたような技術も、その道の第一人者から直接教えてもらえるようになっている。そうした機会が比較的簡単に持てるようになっただけに、一部に技術の尊さを軽んじる風潮が見られることは誠に残念であり、厳に慎まなければならない。

 これまでとにかく少ないといわれた建具技術に関する書籍を、どうにかまとめた形で残しておきたいとの考えから、昭和59年に「建具技術資料T」を、60年に「建具技術資料U」をそれぞれ刊行した。そしてこんどのVでシリーズとしては3部になる。建具技術は奥が深く、汲めども尽きないものがある。このシリーズでそれらの建具技術を網羅できたとは思わないが、いわゆる資料として今後に残すことはできると信じる。

 建具技術資料シリーズはVをもって一応終りとするが、将来、各種資料がそろい次第新たに刊行することとしたい。




 主な内容

  ・建具製作のコツ
  ・建具造り今昔
  ・私の現代建具感(加納定一)
  ・霞組について
  ・襖の手引と張り替え
  ・システムキッチンの施工
  ・建具金物の基本
  ・バルコニーの施工と取り付け
  ・優良住宅部品認定制度




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建具技術資料U 3000円

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発刊にあたって(1985年)

 長い歴史を有する建具技術も、師匠から弟子へと秘伝として皆伝されてきたかとなると、必ずしもそうとは言えないところがある。優れた建具技術が今にも残されているその裏には、その時その時の技術者達が師匠に叱られ、怒られながら血のにじむような努力をしつつ技を磨いてきたという事実が隠されている。

 そうした過去に比べれば、技術を身につけようとする人たちにとって現在は非常に恵まれているといえる。建具技術の重大さということについては、過去も現在も変わってはいない。変わったことといえば「建具技術を後々まで残しておかなければ……」と建具業界人が考えるようになったことであろう。それが建具技術に関する各種講習会の開催になっていると思うが、建具業界人のこれら講習会に対する関心は非常に高く、どこでも盛況を極めている。

 昨年、弊社で発行した「建具技術資料I」は、建具技術に関する書籍が少ない中で大変ご好評を戴いた。その続編としての本誌だが、建具とそれを取り巻く技術は非常に幅が広く、まだまだ収載し切れないのは当然である。師匠からの秘伝とも言える数多くの建具技術を今後さらに集めて、続編を刊行していく計画である。このことが建具技術を後世に伝承することに少しでも役立つならば幸いである。




 主な内容

  ・デザイン参考集
  ・本捻組製作のコツ
  ・クロス貼り施工のポイント
  ・家具作りの基本知識
  ・錠と鍵
  ・建具デザインについて
  ・アルミストアフロントの加工と施工
  ・アルミ室内建具の加工と組み立て  
                   など




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2005年07月29日

建具技術資料T 3000円

建具技術資料T













発刊にあたって(1984年)

 “習うより盗め“――長い伝統を持つ建具技術だが、親方に弟子入りしても毎日が仕事場の掃除や材木の挽き役ばかりで、建具を作る技術はさっぱり教えてもらえず、仕事の合間とか終わった後にこっそりのぞき見しては少しずつ身につけていくというのが通例だった。

 このような建具業界の風習が特に技術を大切にする考えを強くしていったのだろうか。そんな建具業界もこの頃では組子講習会、吊り込み講習会と技術についてのオープン化か進んでいる。習うより盗めということは前時代的なものになっている。大切な技術であればそれらを後世に長く伝えていくようにしなければならない。今のうちにそうした技術をきちんとしたものとしてまとめておかなかったら、一つ二つと消えてしまうことになり兼ねない。

 これまで建具に関する書籍は余り多くなかった。とりわけ技術についてのものになると、極めて少なかったといわなければならない。そうしたことを少しでも解消し、建具業界の大切な技術を記しておくべく、「建具技術資料I」を刊行した。もとより、本誌は数多い建具技術からみればほんの一部でしかない。今後、順次続編をまとめていく予定である。




主な内容

  ・デザイン参考集
  ・組子の基本知識
  ・組子の仕口とおさまり
  ・建具デザイン考
  ・建具・ドア取り付けのポイント
  ・建具材の乾燥技術
  ・建具の接合・接着・そのポイント
  ・木材の塗装法
  ・建具の簡単な塗装
  ・建具の加工技術と機械設備





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建具ガイドU 3000円

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発刊にあたって(1993年)

 わが国は未曾有の不況に見舞われている、それ以前の好況がいうなれば砂上に築かれた楼閣のようなものであっただけに,瓦解後の傷痕は深く,適切な手当ての方法も見当らない。特に今夏は長雨、冷夏という自然現象に新政権の誕生、急激な円高という人為的な要因も加わり、ちょっとやそっとの薬石では効を奏さない状況になっている。

 建具業界も例に漏れず苦境の渦中にある。しかし、建具業の大宗を担う建設業界が他の産業に先駆けて底離れし、緩やかな回復を見せていることは幸いといえよう。そのため建具業界は大きく落ち込むことなく推移してもよいはずであるが、業界内には建設業の景気の状況に見合った受注がなされていない、というのが実感としてある。それは、従来は斯業界に落ちていた仕事がよその業界、業者に回っていくケースが増えたからに他ならない。

 業界は昨今まで他の侵略を受けない無風の状態にあった。地元密着型の職種であり、仕事自体も細かで効率の悪い業種という認識が一般的であった、しかし、従来、建具業者に発注していた仕事を自社または協力業者で賄い、コストダウンを図る企業が増え、それにつれて業界に回される仕事量が滅少した。ハウスメーカーがドアをつくり、障子をつくる。それを取り付けるために建具業者の手を借りていたものが、ユニットにすることで施工職人を必要としなくなった。ここでも建具の仕事が奪われたことになる。長年ぬるま湯に浸かり、特殊な能力、技術を外に向かってアピールしなかった業界に大きな落度はある。

 時の移り変わりに伴って方々の業者が互いに交錯して仕事をするようになった。いわゆる業界の垣根が取り払われた状態だが、受発注の関係で建設業者の現場が遠方になるにつれ、建具業者も遠くまで出掛けて仕事をせざるを得なくなった。交通網の発達が多少の非効率を補うが、仕事があるところならどこへでも、という現在の状況は歓迎すべきことではない。地元密着の営業を望むなら、手に持つ技術を最大限に発揮すべきであろう。





主な内容

 ・住宅産業の50年
 ・高島栄一の世界
 ・木工機械の調整マニュアル
 ・杉一般材の利用を目指して
 ・木製サッシの技術開発
 ・アルミ建材の動向と期待商品




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2005年07月27日

建具ガイド 3000円 (売り切れ間近!!)

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発刊にあたって(1992年)

 建具業界が大きな曲がり角に立たされている。その曲がり角に立たされて、その都度何をしてきたか。適切な手を打ったから今があるのだと言いたいところだが、かなりの部分は流れに任せながらも生き延びてきたところがあることは否定できない。

 これまでそうたったから今後もそうであっていいという理屈は成り包たない。理由はどうであれ、これまでも多くがこの業界から去って行った事実をみても、何もしないでいたら業界を取り巻く状況は確実に厳しさを増していくだろう。建具は住宅と密接に関連しており、その住宅は人間のある限り存在するという論法からすれば建具もなくならないことになる。それだからこの業界は永遠であれとの願望なのだろうが、本当にそうであろうか。

 今や住宅に関連する各種部材、部品の領域はあって無きが如しの戦国時代さながらである。建具関連などは他の業界からのターゲットにされてきている。ドアはその好例だが、他業界から盛んに参入してくるほど建具業界は“おいしい”面が多いといえるのである。それがすっかり他業界の餌食にされたのではたまらない。ここは建具業界の踏ん張りどころである。

 業種間の垣根が取り払われたからには,建具業界としても従来からの意識を変え、もっと前へ出ていくことを考えるようにしたい。業界が持っている技術はこれからいろいろな方面に生かされる筈だが、単に下請けに甘んじるか、それとも広い分野に主導権を発揮していくかは、それぞれの意識の持ち方と行動によるだろう。10年後と言わず5年後には業界の新しい姿ができ上がっている筈が、その時、自分の企業がどの位置にいるか、これからの頑張りいかんにかかっている。



主な内容

 ・住宅建設の予測(鈴木武)
 ・本捻組製作のコツ(四ツ家芳雄)
 ・組子を学ぶ(高島栄一)
 ・まだ進むドアのユニット化
 ・木製サッシを業界のものに
 ・アルミ建材の動向と期待商品
 ・制度・資料
 ・全国主要建具組合・住宅関連団体名簿 など



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2005年07月26日

21世紀の住宅品質と生産設備 3000円

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発刊にあたって(2000年)

 いよいよ建築基準法の性能規定化、住宅の性能評価・表示制度が始まりました。住宅品質確保促進法(品確法)では住宅性能について2から5段階に分けて評価し表示するよう住宅供給者に求め、消費者もそれを目安に住宅を購入する時代がきました。性能表示の義務はないというものの21世紀の日本の住宅性能基準として業界全体が採用して行くことは問違いない状況となりました。

 この品確法の根幹となる部分は在来木造住宅の性能を明確にしていこうというもので、特に躯体部分に対する性能要求を厳しく求めている点です。そのため住宅供給者、躯体材を加工供給しなければならない専門プレカット工場や躯体材加工工場を持つ工務店業界にとっては、品確法時代の厳しい性能要求にこたえる部材加工、供給体制が新たな対応が求められようとしています。

 一方で、今後の住宅着工が大幅な減少傾向をたどることは明らかですので、プレカット材の供給なども厳しい価格競争、需要獲得競争が展開されると予想されます。そうした中で、プレカット製品、現場施工される建材製品については、工務店などのプロユーザー、消費者から、品確法に適した、より一層の品質向上、コストダウンが期待される時代を迎えています。

 いま、住宅産業は大変革期を迎えており、消費者への直接的な住宅供給の分野でも、川上の各種建材・資材の供給の分野でも、それぞれの業界が大きく変わるうとしています。

 本書では、そうした視点に立ち、今後の住宅供給の要である木造住宅のプレカットにとって何が求められているのか、どのような品質供給が必要なのか、それらを実現するための機械設備、性能規定化や躯体材供給の関係、木造住宅の構造計算など、最新の話題を取り上げました。また最新のプレカットエ場の紹介、室内環境の品質を決定する重要な要素であり現場施工のポイントでもある内装建材・接着剤についても取り上げました。実際に木造住宅の各部材を加工・供給される方々や現場でそれらの材料を使う立場の方々が、品確法時代の木造住宅の各資材供給の課題を明確に理解できるよう解説しています。住宅供給のスタイルを作り上げる一助にしていただければ幸と思います。




主な内容

 ・企業戦略と最新生産ライン
 ・性能規定・性能表示と木造住宅
 ・プレカット工場の品質管理と新システム
 ・木造住宅で必要となる構造計算のポイント
 ・性能規定、性能評価と住宅部材の加工
 ・品確法時代の住宅工法と生産条件
 ・室内空気環境と内装建材の開発





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プレカットと接合金物 2500円

プレカットと接合金物













 発刊にあたって

 木造住宅の供給方法がこの十数年の間に大きく変わりました。これまで木造住宅を供給してきたのは工務店を頂点とする製材、木材加工、現場施工という技能集団でした。ところが、こうした技能をコンピュータ制御の自動機械に移し替えたプレカット材が普及し始めたことで、業界に大きな変化が起こってきました。それは製材・木材業界の衰退と、技能の頂点に立つ工務活の木材加工の能力と技能の低下をもたらしました。現在では、木造住宅供給の要である躯体材の供給は、プレカットエ場に完全にシフトしています。製材・木材業者が持っていた木材の調達機能、工務店が持っていた設計、木材加工機能がプレカット工場の大きな役割となっています。

 今、こうした力を持ったプレカットエ場の住宅供給の仕方にも大きな変化が生まれています。それは品確法の施行などで、木造住宅の構造躯体に対しての厳しい法規制が進められているからです。木材の規格や強度表示に対する規制、瑕疵保証などの保険等での条件設定など、木材や躯体構造に対する厳しい品質要求が出されるようになっています。そうした中、プレカットエ場では、これまでプレカットが市場で大きなシェアを獲得するための厳しい価格競争、それを支える合理化競争、コスト競争を進めてきました。

 しかし、新築需要の減少、品確法などによる品質住宅への要求などから、建築工法の更なる合理化と性能品質の向上が求められる時代となりました。ここ数年の開に木造住宅の構造材供給で普及してきた金物接合工法(メタルジョイント工法)は、そうした時代要求を捉えたもので、今後益々普及していきます。ただ問題は、そうした地域で木造住宅供給の要となっている現状のプレカット工揚が、既存の在来軸組み工法の仕口、継ぎ手形状の加工を中心にシステムを展開してきたことです。そのため各地のプレカット工場での金物接合工法への対応はスタートしたばかりです。

 本書では、そうした現状認識に立ち最新の金物接合のポイント、最新のオープン金物、また金物接合に対応した最新プレカット工場の現状などをレポートしました。木造住宅業界、特にプレカットにかかわる読者の皆様には有益なもと編集に努めた次第です。





主な内容

 ●プレカット最新工場と工場供給のオープン金物システム
  ・暮れテック金物軸に“新住宅資材流通”の拠点 サンクレテック
  ・金物ライン増強で安定供給目指す 山西
  ・グループ化で総合的な住宅供給へ 大静材木店  など

 ●接合金物(メタルジョイント)のポイントと今後農の動き
  ・シェア拡大、主流となるオープン金物工法
  ・軸組工法による木造住宅の接合金物
  ・接合金物の性能・技術ポイント

 ●各社のオープン金物





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2005年07月25日

リフォームビジネスの再構築 3000円

リフォームビジネス再構築














発刊にあたって(1999年)

 いま新築住宅の着工動向が長期的に大幅な減少傾向が確実視される中で、リフォームビジネスは21世紀の住宅産業の中核となるべく大いに期待される存在となってきました。大手ハウスメーカー、大手建材・設備メーカーをはじめ住宅産業全体が、12兆円市場といわれるリフォ−ム市場を目指し様々な展開、競争を繰り広げています。

 ここに至るまでのリフォームビジネスを振り返ってみますと、様々な参入企業が興亡する中で地元市場にしっかりと根を下ろし施主の信頼を勝ち取っていったのは、今までの営繕業的発想と決別し、新しい業種・業態という意識を持った一群の起業家たちでした。それらの人々や企業の中から、今では当たり前となった「地域密着」スタイルのマーケティング、サービス業的手法の展開が生まれ、その中から様々な経営手法や営業ノウハウ、顧客獲得手法などの、今では一般的に使われるようになったビジネススタイルを作り上げられてきました。施主と施工者の間に疑惑と不信が常につきまとう建設業・住宅産業にあって、こうした経営手法や営業スタイルの業界への定着は、施主に対してリフォームビジネスが産業としての信用と安心感をようやく提供できた証でもあります。

 しかしながら、そうした手法や戦略は、今後の社会を大きく規定していく地球環境問題や資源の有効活用という観点からは、往々にして産業としての理念なきビジネスに終始してきた観があります。それゆえ、これからリフォームビジネスヘの新規参入や再構築を目指すにしても、単にそのやり方を学んだだけでは往々にして不成功の結果を招くことになり、今後の社会がどう変化するのか、また新たな地域の特性、消費者のエコロジーに対する意識、住宅産業に関わる環境負荷の問題やリサイクルという視点等を新たに組み込んだリフォームビジネスの構築が強く求められてきています。

 さらには住宅性能が寂しく問われ瑕疵保証、性能保証が求められる時代となりましたが、住宅リフォームの分野においても生活提案やデザイン提案だけでは真に求められる住宅リフォームが出来なくなりつつあります。

 リフォーム業界では、いままで現場施工については下請施工に負うところが大でしたが、性能規定化・性能保証時代では、リフォームであるからこそ住宅性能の維持、向上に対する技術的な信頼性、施上責任が求められようとしています。

 本書では、性能保証時代に求められる住宅リフォームの性能維持、向上、施工技術の必要性を訴えると共に、21世紀の住宅リフォームビジネスのスタンダードとはどんなものか、リフォームビジネスの再構築のポイントを取り上げてみました。

 いま住宅産業が厳しい環境の中で大きく変貌しつつありますが、21世紀のリフォーム産業として飛躍を目指す皆様の指針として本書を御活用いただければ幸いです。




主な内容

 ・21世紀の住宅産業を支えるリフォーム産業の構図
 ・最新住宅リフォームビジネス各社の事業展開の現状
 ・21世紀のリフォームビジネス 再構築のためのC・Q・T・M
 ・リフォームビジネスを極める8つの法則
 ・リフォーム工事はCPMで収益アップ―性能保証時代の現場管理手法
 ・性能規定化・性能保証時代のリフォームビジネスと施工工事
 ・最先端を行くリフォーム会社 新視点でビジネス展開
 ・リフォームの要は地域密着 コンピュータ活用のPR、情報作戦


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トヨタ生産方式導入マニュアル 2500円

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発刊にあたって

 モノづくりはイギリスの産業革命で飛躍的に発展し、アメリカでさらに研きをかけられ日本へと渡って来ました。大量生産時代です。人々はモノ不足を補うべく、どうしたらもっとたくさんモノがつくれるだろうと、研究を重ねて来ました。そして、その結果、さまざまな関係を作り上げました。その一つが使う人と使われる人との関係です。

 いかにうまく人を使うかが経営の条件となりそれが機械にもあてはめられました。「能率の良い仕事とは、短時間で多くのモノをつくること」このようなことも常識とされるようになりました。
 経営者は人を使い人は機械を使う、それがあたりまえになり、給料のためいやな仕事もがまんする人がふえ、能率向上という名のもとに、いやな仕事を機械に置き換える管理者もふえて来ました。

 しかしそれも「つくれば売れる」という前提がある場合はゆるされたのかも?しれません。モノがあふれ、作っても売れなければどうでしょう。
 トヨタ自動車工業(株)では、いち早くこの異常に気づき、「売れただけつくる」という考え方を生み出したのです。
 トヨタ生産方式です。この書はトヨタ生産方式を通じ、この異常な考え方をすて、人間が人間としてたのしく働ける職場を目ざす方のテキストになれば、と考えたものであり、工場を担当する管理、監督者の皆さんにご一読ねがえれば幸いです。





主な内容

  第1章 利益と原価
    ・利益の確保
    ・モノづくりと原価

  第2章 トヨタ生産方式の考え方
    ・トヨタ生産方式とは
    ・トヨタ生産方式の目指すもの
    ・ジャスト・イン・タイム

  第3章 ムダ発見とムダ排除
    ・ムダを見る目を養う
    ・ムダ排除の前提条件
    ・ムダ排除

  第4章 改善への取り組み
    ・組立工程
    ・塗装工程
    ・機械加工工程  など
   
  第5章 トヨタ生産方式の用語




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The Tools(ザ・ツールズ) 2000円

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発刊にあたって(2004年)

 日本建材新聞社・WT-J(木工機械グラフ)は、1988年(昭和63年)9月に「最新・木工刃物の手引き」を、また、1997年(平成9年)に「最新版・木工機械用刃物ガイド」を刊行、木材加工の能力、効率の向上に不可欠な刃物・工具の最新技術をまとめ、加工現場の生産性向上に資するリファレンスとしてきた。木工機械用刃物ガイドの刊行から7年、木材加工の生産拠点が求める能力、性能は、近年、急速に高度化の歩みを進め、木工機械用刃物・工具の標準も新たなものに変わりつつある。そこで新たに、加工技術の高速化、高精度化、省コスト化に応える最新刃物・工具・技術の概要を本書にまとめ、刊行することとした。

 本書では、木工用刃物と研磨に関する基礎・応用の技術事情を紹介するとともに、多岐にわたる業界標準の製品群を分野別に紹介、適切な刃物・工具の選択・利用に必要な最新情報を収録した。さらに進んだ製品技術情報へのアクセスについては、巻末のメーカーリストを参照、活用されたい。本書が、わが国の木材加工産業が模索している新しい時代の創造、その基盤となる情報交流の端緒となれば幸いです。






主な内容
 ・ファインカッティングのための基礎知識
 ・木材加工用刃物・工具の概要
 ・ファインカッティングのための木材加工用刃物・工具の最新技術
 ・シックハウス対策を施した、木質材料の切削加工問題
 ・全国有力メーカーリスト
 ・製品分野別メーカーリスト




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2005年07月22日

住宅・建材産業 転換期のビジネスチャンス  2000円

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発刊にあたって(2003年発行)

 日本建材新聞社は『建具新聞』創刊から50年を迎えました。戦後復興から成長期に関しては、節目ごとに特集号を発刊し、時代の真実を切り取り時々のリーダーの英知を集大成してまいりました。そして、50年を迎えた今日、軸足を持たない日本は漂流する国家として、将来を危ぶまれるまでになっています。高度成長で自信をつけた経済力もバブルの終焉から、デフレスパイラルが進行し、住宅産業においても厳しい構造変革の要求にさらされています。


 ここ10年の住宅着工数は、1996年の164万3,000戸をピークに、1998年以降は120万戸ラインに安定し、今年度の予測も110万戸が大勢となっております。マーケットの30%が消滅しているわけですから、住宅産業界の構造が軋んでゆくことは容易にうかがい知れます。転廃業も進み、知名度のある企業が、倒産、民事再生法を申請するケースが多くなっているのもそのためです。さらにマーケットの縮小は過当競争を招き、東南アジア、中国への生産移転に拍車をかけていますが、中国での生産も先行き不安が報告されるようになり、安易な海外進出には暗雲も漂いはじめています。


 また、住宅政策のスタンスも大きく変わってきました。阪神・淡路大震災以来、木造住宅への信頼が揺るぎ、科学的な目が向けられるようになってきました。品確法、性能表示は、これまで野放しになっていた木造住宅に安全、安心、快適などの基準を設け、施主と建築業者の紛争処理にも道筋をつけようとしています。変革の時代ですが、新しい流れのなか、ビジネスチャンスは確実に芽吹きつつあります。住宅品質では、材料物性の表示、化学物質の規制、それらの検査、測定、さらには施工精度などが問われるようになり、住宅に対する施主の意識も一変してきました。


 こうした現状を踏まえ、住宅、内装建材産業のリーダーの指針を聞示していただくとともに、国内で生き残るメーカーの戦略やヒット商品、ロングセラー商品をレポートするなど、新しいビジネスチャンスを切り開くための最新情報を網羅いたしました。




 主な内容
  ●21世紀住宅産業のキーワード
   ・品確法・改正基準法
   ・少子高齢化
   ・シックハウス対策

  ●転換期のビジネスチャンス
   ・インタビュー
   ・レポート 日本増改築産業協会  など

  ●アンケート 木造住宅の生産拠点は今
  ●木造住宅の新生産拠点にベスト・ソリューション
                          など   




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もうかる工場のしくみ 3500円

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発刊にあたって


 今日、製造企業を取り巻く状況は、顧客ニーズの多様化・個性化、製品価格の低下、短納期、製品寿命の短命化、環境への配慮というキーワードで示されるよう、急激に変化している。このような変革の中で、製造企業は日々発生する諸々の課題に迅速に対応し解決することが求められている。

 とりわけ製造企業の中の問題解決担当者は、日々の忙しい業務の中で発生する諸々の問題に対処すべく努力しているが、試行錯誤による対症療法に終わっていることが多いのではないか。

 本書では、生産システムの中の製造システムに視点を絞り、製造システムで発生する問題を類型化し、それぞれの問題を顕在化、定量化するための分析手法と問題を解決する原理と原則を中心にまとめた。特に問題解決の取り組み方として図式モデル法による手順と技法を中心にIE(インダストリアル エンジニアリング)の観点からまとめたものである。

 最後に本書が問題解決に取り組まれている企業の問題解決担当者の方々に少しでもお役に立てれば著者一同幸いである。



 主な内容(全340ページ)

  第1章 生産システム概論
   ・生産とは
   ・生産システムとは
   ・生産システムのあるべき姿

  第2章 現状分析の進め方
   ・現場改善の取り組み
   ・工程分析
   ・稼動分析
   ・時間分析  など

  第3章 製造システム設計
   ・工程計画
   ・工程設計
   ・作業設計
   ・基礎知識

  第4章 改善の実施準備及び試行
   ・改善提案及びその承認
   ・実施準備
   ・試行
   ・実施、評価

  第5章 作業の標準化
   ・作業の標準化
   ・標準時間
   ・余裕率




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木工機械教本

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発刊にあたって

  木材加工とは、木材を「切る」「削る]「穴あけ」「研く」等の加工を組合せて、目的 とする加工物を創りあげることである。最初は道具を使い手で加工する時代。木工機械が 登場し、目的にあった本工機械が次々と開発されて、作業者は、どれくらい切るか、どん な形に削るかを、目と手で機械を操作して加工した。それが、コンピュータ、数値制御な どの普及によって、記憶装置にあらかじめ加工の形状、刃物のセッティングを記憶させて おき、作業者はその都度“ボタン”を押して加工形状を短時間にひきだして加工する。作 業者は機械を管理することから、さらに生産全体をコンピュータに委ねるハイテク化の道 を歩むことになる。人力から機械の操作、そして機械の管理と変ってきた木材加工の歴史 は、木材加工における近代化、合理化の歴史でもあり、労働の質の変化の歴史でもある。 また、木工機械の発展は、熟練技能者の不足、多品種少量生産への移行といった問題に、 大きく貢献していることも見落としてはならない。


  昭和30年代末から活発に行なわれた量産化に対応するため行なわれた自動機、専用機の 開発を第二段階(人力から本工機械への移り変わりを第一段階)とすれば、50・60年代  は、コンピュータ化への過程、そして現在は、平成7年7月に施行されたPL法を受け安全レ ベルが打ちたてられるなど、本工機械を取り巻く環境は時代とともに進展しつつある。


  本書は、そうした様変わりしつつある木材加工業界と木材加工機械の実態をふまえ、量 産化に貢献してきた自動機、専用機から来たるべき木材加工工場における機械・工具の1つ 1つを教科書的に紹介したものである。そしてこれは、複雑・多様化する一方の木材加工機 を、これから業界に入ってくる若い人達に、わかりやすく紹介した書籍がほしい、との要 望のもとに編集されたものでもある。




 主な内容(全242ページ)

  第1章 製材機械
   ・リングバーカ
   ・テーブル帯のこ盤
   ・送材車付帯のこ盤  など


  第2章 合板機械
   ・ベニヤレース
   ・単板切断機
   ・ローダアンローダ  など


  第3章 木工機械
   ・NC・マイコン複合機
   ・建築材加工機械
   ・集成材用加工機械
   ・木工野こ盤     など


  第4章 関連機器
   ・木材乾燥機
   ・レーザーマーキング
   ・粉砕機       など


  第5章 木工刃物・工具
   ・木工刃物・工具
   ・木工工具研削盤


  第6章 参考資料




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ドア・建具デザイン集 2000円

デザイン集表紙







 ドア・障子合わせて300種類を掲載したデザイン集
 施主さんと話し合うときなど、
 デザインを直接見てもらえるので話し合いがスムーズに。
 見本をいくつか掲載します。


デザイン集中身








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建具百科 2000円

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発刊にあたって


 いま建具はその伝統技術が、最も生かせる時代が来つつあります。
 日本の建築の中で、かつて建具はインテリアのデサインを決定する最も中心的な役割を果たしてきました。国守級の寺社仏閣は言うに及ばず、農家、商家などの民家まで、建具の果たす役割は単なる出入り口の可動間仕切りという役割を大きく踏み出し、その家の内装デザインを決定付け、またその家の格式までを示す象徴的なものであったことは聞違いありません。


 戦後60年日本の住宅産業は大きく発展しましたが、その中でこうした目本の住まいづくりの伝統は次々と失われていきました。その理由は、戦後の住宅不足から「国民に安価で良質な住宅を供給しよう」という美名の下に、ものづくりの生産効率が最優先されたからです。建築現場の生産性がわずかしか進歩しなかったのに引き換え、各種の材料、部品、機器などだけが、ものすごい勢いで生産性を高め市場を制覇しました。そして、その果てにやって来たのが厳しい生産力競争と価格競争です。今流行りの分譲住宅はそうした商品の上に展開されているだけの住宅です。内装ドアのように建具の生産もその流れの中に組み込まれ、伝統的に持っていたインテリアヘの関与という特典を失ってしまいました。


 しかし、そうした住宅が売れる一方、リフォーム市場の増大する中で住まいづくりの考え方としてスケルトン・インフィルということが盛んに言われるようになっています。これは、スケルトン(躯体)と内装(インフィル)を切り離して、建築する、またはリフォ−ムするという考え方です。躯体は100年もつこと。内装はその時々の好み事情に合わせて簡単こ変更できる住宅が最先端の住宅となってきました。


 その中で、建具の果たす役割とは何でしょうか。単なる間仕切りの役割だけでいいのでしょうか。もともと建具は非常に可変性に優れた住宅部品、というよりもインテリアエレメントであったはずです。しかも日本的な伝統美、「和」を演出する最も基本的なものであり、それは今後も変わらずに続くものです。


 この優れた「和」のインテリアエレメントを、スケルトン・インフィルという新しい住まいくり(リフォームも含めて)の中で生かせる時代がようやく到来しています。


 本書では、そうした「和」のデザイン性やインフィルとしての本工技術がこれからの住まいづくりから大いに求められる時代がそこまで来ていると確信し、伝統的な建具のデザイン・技術についての収録、21世紀の「建具百科」としてお届けするものです。






 主な内容
  
  第1章 建具創作のための9つのポイント
   ・視覚とデザイン
   ・傘割りの原理と応用
   ・罫引き
   ・木工品の釘の打ち方    など


  第2章 建具施工のポイント
   ・開き戸
   ・引き戸
   ・折れ戸


  第3章 @主要接着剤の特徴と接着方法
      A環境配慮型塗料の選択ポイント


  第4章 @建具金物のデザイン・ポイント
      A最新の木工機械・刃物・工具の状況


  第5章 環境と建具
      温故知新・新しい住まいづくりに活かす先人の知恵


  第6章 建具デザイン、積算に役立つソフト
  
  第7章 巻末資料
      建具関連業者名簿など



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2005年07月21日

施工現場エラー判定虎の巻(付録CD−ROM) 1800円

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発刊のことば

 建築基準法の改正、住宅品質確保促進法の制定により、木造住宅をめぐる状況は著しい変化をきたしています。しかしながら、欠陥住宅の根絶は必ずしも全国的に浸透しているとは言えません。特に木造住宅の場合、エ務店はこれまで勘と経験で施工してきた習慣があり、施工のひとつひとつを検証すると、結構色々なエラーがあることが分かります。

 この原因として、木造住宅の場合にはまず工務店が指標とする分かりやすいマニュアルがないということが挙げられます。仕様書があり、施工マニュアルがあり、さらに第3者チェック体制が整ってきたとはいえ、それに対する実践的な理解があまり進んでいないということが、実際の現場データの蓄積によって分かってきたのです。

 弊誌・住宅ジャーナルでは、正しい施工を工務店と共に研究している「すまいネット」(http://www.sumainet.org/)の協力を得て、現時点で数々の工程に潜むエラー事例のデータを集積しました。

 そこで今回の出版では、そうした実際の現場データの中から、最も典型的と思われるエラー事例を抽出し、まずはその選択したデータを広く一般・業界各位に紹介しようとするものです。しかも、その施工事例を工程ごとに分類し、諜が見ても分かりやすく掲載することによって、少しでも現場で従事する工務店、ひいては大工さん、職人さんにとっての「指標」になってもらえれば、幸いです。

 木造住宅の施工エラー事例は、工務店だけでなく現場監督、そして建築確認業務、さらには中間検査を行う検査機関や性能評価機関の方々にとっても参考にしていただける内容になると思っております。
                                         

 本書の使い方・判定基準
  「違法に近いエラー」(法令違反)
  「エラーではない工事・作業」(A)
  「好ましくない工事・作業」(B)
  「改善が必要な、いい加減な工事・作業」
  (A)であっても、さらに改善すべきポイントについても触れてあります。




エラー判定CD












目次
●第一章 安全管理(5S)
 @ ヘルメット無しで工事作業 ……………………………8
 A 電動ノコギリに防護カバー無し…………………………9
 B 工事管理板の有無 ……………………………………10
 C 現場職人のモラルは大切 ……………………………11
 D 工事終了時点で残材がある …………………………12
 E カギの管理をしっかり ………………………………13
 F 廃棄物の適正処理と現場整理 ………………………14
 G 休憩の取りかた ………………………………………15
 H 道路占拠の問題 ………………………………………16
 I モラルと品質 …………………………………………17

●第二章 基礎仮設工事
 @ 基礎かぶり厚は正しく ………………………………20
 A アンカーボルトの位置が不適切  …………………21
 B 足場標識がない ………………………………………22
 C 周囲に剥離剤が付着 …………………………………23
 D 土間が土台よりも高い位置 …………………………24
 E 作業途中に仮設足場解体 ……………………………25

●第三章 建方工事
 @ 土台と側根太の接合が不十分 ………………………28
 A サッシ納材が早すぎる ………………………………29
 B 集中荷重の危険性 ……………………………………30
 C 床にレインガードが無い ……………………………31
 D 雨漏り10年瑕疵(かし)は大丈夫? …………………32
 E 間柱を中央からバッサリ切断 ………………………33
 F 躯体と土台の間に隙間 ………………………………34
 G 断熱材に隙間 …………………………………………35
 I 耐力壁の接合部に下地無し …………………………36

●第四章 設備・断熱工事
 @ 断熱材を押し込むあまり断熱欠損 …………………38
 A 断熱材の入れ忘れ ……………………………………39
 B 湿気の多い浴室・ユニットバス部の断熱・気密欠損 40
 C ダクトを直角に曲げてしまっている ………………41
 D PB(ブラスターボード)を切り欠かなくては
   納まらない ……………………………………………42

●第五章 PB造作工事
 @ 浴室・UB(ユニットバス)の外壁にPB(プラス
   ターボード)がない …………………………………44
 A PB(プラスターボード)が床に接している ……45
 B 耐力壁の釘(又はビス)ピッチが開きすぎ ………46
 C 手戻り作業となる下地処理 …………………………47
 D 耐力壁のPBが切り抜きされる ……………………48

●第六章 仕上造作工事
 @ 同じ室内で枠の高さが異なる ………………………50
 A 仕上げのフィニッシュ釘の是非 ……………………51
 B 原因は建物荷重や略体の乾燥変形 …………………52
 C この点に対しても配慮が必要では …………………53

●第七章 最終工事
 @ なかなか直らない手直し工事 ………………………56
 A 完成段階でも付いていない換気フード ……………57
 B 水が使えず隣家から拝借 ……………………………58
 C 引渡しを直前に控えての工事 ………………………59

●第八章 外装工事
 @ 下屋にルーフィング立ち上がりが無い ……………62
 A 捨て谷板金に水返し無し ……………………………63
 B 通気層が無い通気胴縁とは …………………………64
 C サイディングの釘位置 ………………………………65

●第九章 外部設備工事
 @ モルタル刷毛引きがバラバラ ………………………68
 A ボックス類の天端がガレージより低い………………69
 B 自重で勝手口踏台が沈下 ……………………………70

●第十章 外構工事
 @ コンクリートブロックの底盤 ………………………72
 A ブロック型枠擁壁の配筋に注意 ……………………73
 B 設備受け台が通行を妨害 ……………………………74
 C 踏み面が無いアプローチ階段 ………………………75

●第十一章 その他
 @ かくも多い施工NG集 ………………………………78
 A デザイナー住宅の珍奇ぶり …………………………79

●付属CD−ROMの掲載内容
 @ エラーチェックリスト・施工エラー厳選200事例
 A エラーを予防するための工程管理の基本と工程表
 B エラーを防ぐためのお勤め作業報告書


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