12月3日現在

白 岩 岳 経 由 ル ー ト

二股口〜シシ小屋跡〜白岩岳

 林道分岐点で、左手の林道で入角沢を渡り右岸を一気に二股口まで登ります。途中の林道分岐点は、右手の林道を進んでください。登り口は、広い駐車場となっています。
 最初、杉林の中を登り、シシ小屋跡を過ぎると明るいブナ林となります。頂上直下に、小さな草地があり展望がききます。田沢湖、森吉山、白子森、太平山、秋田駒ケ岳、岩手山、羽後朝日岳が確認できます。
 頂上からは、右手に白岩薬師への道が続いています。30分ほどで往復できます。また、頂上付近には、万年シャクナゲと呼ばれるシャクナゲの大木がありますのでご覧ください。

整備状況
 12年8月に刈り払いをしましたので歩きやすくなりました。
水  場  林道二股分岐の入角沢か、二股分岐上部の林道脇(山側)の水場で補給したほうがよいでしょう。シシ小屋跡でも補給できまることになっていますが、夏はほとんど期待できません。
コースタイム  往路 約120分
         帰路 約 70分

    

白岩岳 〜 錫杖の森

 白岩岳から錫杖の森へは、兎森を経て、ブナ林の中を緩やかにくだります。右手には袖川沢の支流タケノ沢が切れ上がってきています。
 錫杖の森付近は、足場も悪くやせ尾根となっている難所ですので、
初心者の方は遠慮したほうがよいでしょう。ここからは、和賀岳、治作峠、羽後朝日岳の展望できます。難所ですが、幽谷の美しさを堪能できます。

整備状況  12年8月に錫杖の森付近まで、刈り払いをしました。だいぶ歩きやすくはなりましたが、通過には、十分な注意が必要です。13年7月にロープの一部を付け替えました。
 14年7月に梯子を設置しましたが、初心者の方はとっては、利用は難しいかもしれません。
 
コースタイム  往路 約 80分
         帰路 約100分

錫杖の森〜小杉山

 錫杖の森を過ぎ、最低鞍部からまた登りになります。ブナの原生林の中を進み、986mのピークを越えると、小杉山から小鷲倉、和賀岳、治作峠、大荒澤岳、羽後朝日岳が一望できるようになります。
 小杉山では、薬師岳経由ルートと合流します。風の強い日などは、この合流地点がポケットのようになっていて風も弱く休憩に最適です。

整備状況  09年9月に刈り払いをました。13年に小杉山とブナ林の入口まで刈り払いをしました。ブナ林の中は、薮が濃くなって来ましたので、14年中には刈り払いの予定です。
コースタイム  往路 約90分
         帰路 約60分

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 東北北部の山は、標高はありませんが、ブナの原生林と山の奥深さが特徴です。この白岩ルートは、まさに、ブナ林の美しさや山の深さを十分に堪能できるでしょう。羽後朝日岳、和賀岳、堀内沢、袖川など和賀山塊の真髄に十分浸れます。
 部名垂沢をつめた羽後朝日岳へのルートも和賀山塊の魅力が十分ですが、この白岩岳ルートは、東北の山の暖かさと厳しさを十分に兼ね備えています。昔、マタギが、野宿をしながら狩をした場所です。朝日連峰や飯豊連峰を縦走し、東北の山の魅力を体感された方でも、一味違う東北の山の一面を知ることができるでしょう。
 雰囲気的には、中部地方では南アルプス南部、北海道では、日高山脈です。白神山地に登られた方は、この白岩ルートもぜひ計画してみてください。白神山地に匹敵するブナの原生林の魅力や山の深さを(
私はそれ以上と思っています)感じていただけるでしょう。

和 賀 岳 登 山 情 報

 12月22日現在

  12月22日現在

        

 積雪。
積雪。     
 積雪。