”角間川小学校”
大曲市角間川町は剣道の町、文教の地としても知られる。この町にある角間川小学
校はその伝統を今に継承し「文武不岐」、いわゆる文武両道を教育理念に127年
の歴史を刻んでいる。今も週2回、全校児童が体育館にそろって木刀を素振りし、
精神と体力づくりに励んでいる。昨年1月に同校へもインターネット関連機器が設
置されたのを機に6月1日、学校のホームページを立ち上げた。ホームページでは
▽教育目標▽校長だより▽行事予定▽お知らせ▽メール▽ドリーム▽学年▽栄光▽
保健室▽リンク−の10コーナーをコンテンツに掲げ公開している。アクセス数は
4月18日現在で3146。
「校長だより」は「職員室の窓から」と題してまとめられ、子どもたちの学校での
様子やお父さん、お母さんたちに伝えたいことなどが書かれ、行事予定では1年間
の学校の行事、お知らせでは近づいてきた学年PTA授業参観の案内、卒業証書授
与式の案内などを紹介。ドリームのコーナーでは昨年8月1日に県のふるさと子ど
もドリーム事業の支援を受けて行った雄物川を「いかだ」で下る「ヤッホー!角小
いかだ探検隊」の思い出を写真集で紹介。さらにその冒険の旅が「秋田県南日々新
聞」にも掲載されたとケンニチの記事をリンクしている。学年とリンクはまだ工事
中だが、「栄光」では野球や剣道、バスケットボールなどスポーツで活躍した角小
児童たちの記録、そして「保健室」では児童の背丈、体重の伸びなどの記録となっ
ている。
ことし2月27日に最終更新したが、残念ながらページを担当していた先生が別の
学校に転任となったため、今は更新はストップしたままだ。4月1日に赴任してき
た伊藤孝之校長もホームページには理解を示す。「これからは情報化時代。学校か
ら情報を提供できるものは提供し、ガラス張りの学校運営に努めたい」と強調する。
そして「学校の基本は学習。基礎的な学習を繰り返し、基礎学力の定着を図るこだ
が、時代の変化に対応していくためにはやはり情報の先取りと発信だと思う。先生
たちには様々なホームページを活用し、子どもたちの勉強に役立ててもらいたい」
と語る。
教育内容も今年から「総合的な学習の時間」が試行され、2002年から新学習要
領の目玉として完全実施となる。内容は自ら課題を見つけ、その解決方法を見つけ、
考え、判断して主体的に問題を解決していくという、学習を通して「学び方」や
「学ぶ喜び」などを養う時間となっている。伊藤校長はその総合的な学習の時間に
向けて「地域の特色を生かしたふるさと教育、冒険旅行などを大いに実施したい。
そのため学習形態を今のように一つの学年が一つの枠(わく)にはめられて学習す
るのではなく、異学年との交流も深め、学校、教室の枠から飛び出した体験学習に
も力を入れたい。それにはインターネットを活用し、情報の収集と情報の発信と言
うことも大事だと思う」と熱を込める。
職員は用務員も含めて13人。児童数は124人。パソコン教室には10台のコン
ピューターが置かれている。先生たちの半数以上はパソコン操作になれており、
「これからは一人の先生にページ更新を任せるのではなく、小集団態勢で学校の
ホームページ更新に取り組みたい。子どもたちの教育もこれまでの個人の指導から
プロジェクト体制での指導に変わろうとしており、学校のホームページ運営もそう
したい」と話す。家庭へのパソコン普及率はまだ低いが、伊藤校長は「学校が常に
外に向けて学校の行事や子どもたちの活動などの情報を発信するようになればお父
さん、お母さんたちも学校のホームページに関心を持たざるを得なくなる。それに
よって地域も学校に関心を持つようになり、私たち教職とは違った方法で子どもた
ちを指導したり、受け入れてくれるかもしれない。電子メールを使ったほかの学校
との交流なども心の教育に役立つと思うし、インターネットの良さをこれからはど
んどん取り入れ、後押ししたい。何といっても今の子どもたちこそ情報化社会であ
る21世紀を担う子どもたちだから」と伊藤校長。インターネットを活用した同校
の今後の活動が期待される。
TOPへ