”株式会社タカヤナギ”
大曲市中通町に本店を構え、秋田市の「グランマート泉店」から大曲市の郊外型
ショッピングセンター「イーストモール」など県南を中心に15店舗のスーパーマー
ケットチェーン事業を展開している「株式会社タカヤナギ(高柳恭侑代表取締役社
長)」は社員数約1000人と県内でも大手のスーパーだ。本社を同市川目字町東
に置き、ここを拠点に管理部、開発部、商品事業部、販売事業部がそれぞれのスー
パーでの取り扱い商品を管理している。
同社がホームページを持ったのは1997年春。その前の年の夏、日本百貨店協会
のホームページを通じて掲載した「お中元ギフトセール」で東京の西武百貨店や三
越デパートと肩を並べ、6位の売上げを記録したことから「秋田の田舎のデパート
が東京のデパートとも競合できるんだからインターネットにはすごい可能性が秘め
られている」と同社独自のホームページを立ち上げ、「おばこネット」に開設した。
しかし、期待を込めたホームページでのビジネス展開は不振に終った。ページの
内容の更新を外注に任せたことや更新頻度が少ないこともあって消費者からあきら
れてしまったのが原因だ。当初こそ月に50〜60件のアクセス数があったが、今
はEメールも含めて月に40件前後。無数のホームページの中に埋もれてしまった
状態となっている。担当の販売事業部販売推進課マネージャーの五十嵐純吉さん(
44)は「インターネットという世界を甘く見てしまった」と反省する。
しかし、インターネットの秘める可能性の大きさへの魅力はまだ捨ててはいない。
「会社のテレビコマーシャルを見て、さらにホームページでタカヤナギを確認した
お客さまから『うちの子をコマーシャルのモデルに使ってもらえないか』との売り
込みのEメールを頂いた時のインパクトは大きかった」と話し、「ホームページを
上手く使うことによって田舎に居ながら商圏を全国、場合によっては世界にまで広
げることが出来る世界だと思った。それだけにネットビジネスはこれからも考えな
ければいけない」とうなずく。しかもお客さんに提供する商品情報もチラシでは限
られたものしか書けないが、インターネットなら写真と同時にタカヤナギオリジナ
ルの商品情報を「詳細に書き込める魅力も持っている」と自覚する。
それだけに何とか自分たちでこれからはホームページの管理、内容更新も手がけ
たいと五十嵐さん。そのための勉強もしたいが、何といっても結果を出すことが会
社という組織では優先される。その上、ホームページ運営のために専門にかかれる
ほど人的にも時間的にも余裕がないのが現実。五十嵐さんは「何とか時間の合間を
見て、どうしたらお客さんの目を引くページになるか、アクセスを稼げるページに
なるかいろいろ勉強してみたい。今の小・中学生が大人になるころはそれこそイン
ターネットがビジネスの主流になるかもしれないし、会社のPRのためにも有効活
用を図れるようなページを作りたい」と話す。
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