80鉢のサツキ
農業科学館では、80鉢のサツキを育成しています。
6月頃には、秋田五銘花をはじめとして様々な花と枝ぶりのサツキを楽しむことができます


秋田五銘花とは

佐竹藩の時代から栽培されていたといわれる「秋田錦」「秋田絞り」「紺桔梗」「国光」「若山」は、
「秋田五銘花」と称され、花容・色彩ともに優れています。 

※なお、写真は順次アップしていく予定ですので、しばらくお待ちください。




用語について


時代
・古花(ここでは、明治時代以前からの品種を古花と表記している。)


系統

枝変わり(突然変異による新品種)

花変わり(突然変異によって花が変化した新品種)

葉変わり(突然変異によって葉が変化した新品種)


花形
・小輪 直径5cm以下

・中輪 直径5.1~7cm

・大輪 直径7.1~10cm



・采咲き(花弁が細く、付け根まで切れ込んで咲くもの)

・キキョウ咲き(キキョウのように、花筒が深く花弁が少し開いて咲くもの)

・丁字咲き(一重咲きの花弁の中心に、おしべが花弁化したものと
完全に花弁化しないものが、混じり合い集まって咲くもの)

・波打ち咲き(花弁の周辺がひだ状に波打って咲くもの。波打ちの大きさによって、
大波打ち咲きと小波打ち咲きがある。)


花柄

・大小絞り(花に、太い線が大まかに入ったものと細い線が部分的に入ったものが
混じったもの)

・堅絞り(花弁の縁から元まで、はっきりとした線が入るもの)

・飛び入り絞り(細かい線が不規則に入るもの) 

・覆輪(有色花の花弁の周辺が白く縁取られているもの)

・無地(花全体が単色で、濃淡の変化がないもの)

・底白(有色花の中心部が白く抜けているもの)

・飛び入り絞り(小絞りより細かい線が、不規則に入るもの)

・微塵絞り(ごく細かい斑点が霧を吹きかけたように入るもの)

・伊達絞り(ひとつの花に大小絞り、堅絞りが混じり、絞り自体の色に濃淡があるもの)

・玉斑(花弁に、大きくて丸いぼかし状の白斑が入るもの)

・吹掛け絞り(微塵絞りより少し荒い斑点が入るもの)

・白絞り(有色花に白い絞りが入るもの)

・地合(花弁の地色が、絞りよりも淡い中間色をしているもの。地合に同系色の濃い絞りが入るものを
地合絞りと呼ぶ。)

・爪白(覆輪の部分が少なく、花弁の先端だけが白く残るもの)

 品種名 写真  特徴等 
秋田錦 花形は大輪。花柄は、純白白地に大小絞り、堅絞り、飛び入り絞り、覆輪がはいるもの、
白・紅色無地のものがある。
秋田絞り 花形は中輪。花柄は、トキ紅色に白い覆輪が入る。秋田錦に咲く覆輪花を分離して
一品種としたもので、秋には紅葉する。
紺桔梗 キキョウ咲きで、花形は中輪。紅を含む濃紫色無地の花柄である。葉は丸葉である。
国 光  キキョウ咲きで、花形は小輪。花柄は、紅色無地である。葉は小葉である。
若 山 丸弁で、花形は中輪。花柄は、紅色無地である。葉は小葉である。
金 采 kinsai 古花。花柄は、濃紅色無地。5~13弁程の采咲きで、まれに正常な5弁花が咲く。細い小葉で、
紅葉が美しい。
寿 光 zyukou 花肉の厚い丸弁で、中輪。花柄は、薄い桃紫色地に、濃紅紫色の大小絞り、底白、
覆輪がはいるもの、薄い桃紫色・紅紫色無地のものがある。
好 月 kougetu 花肉の厚い丸弁で、中輪。花柄は、白地に鮮やかな紅色の大小絞り、飛び入り絞り、
底白、覆輪が入るもの、白・紅色無地のものがある。
郭 公 花弁にシワが入る丸弁で、中輪。白地に鮮紫紅色の大小絞り、飛び入り絞り、
微塵絞り、底白の花柄が出る。
紅万重 古花。丸弁の八重咲きで中輪。花柄は、暗紅色無地である。葉は細葉。
紫竜の舞 大輪で、八重咲きと丁字咲きが混じって咲く。花柄は濃紫色無地である。秋には紅葉する。 
高 砂 takasagohana 小波打ち咲きで、中輪。花柄はうすい紫色無地で、花芯が鮮明である。
松 波 matunami 5~13弁程で、小輪。花柄は、白地に紅色の大小絞り、伊達絞りがはいるもの、
白・紅色無地のものがある。
博多白 花肉が厚い丸弁で、大輪。花柄は、花底が黄味を帯びた雪白色無地である。 
八咫の鏡 yatanokagamihana 花形は、丸弁で中輪。濃朱紅色に白の大玉斑、ぼかし、朱紅色無地の花柄が出る。
常 磐 tokiwahana 花形は、厚弁で中輪。花柄は、乳白色に紅色の伊達絞り、吹掛け絞り、飛び入り絞り、
微塵絞り、覆輪がはいるもの、紅色無地のものがある。
大 冠 5~7弁咲きで中輪。花柄は、花底が黄味を帯びた白地に紅色の大小絞り、飛び入り絞り、底白、
覆輪が入るもの、白・紅色無地のものがある。 
蜀紅錦 dakkounisikihana 丸弁で、中輪。花柄は、白地に濃い紅色の大小絞り、覆輪が入るもの、白・紅色無地のものがある。 
金 錦 上記の「蜀紅錦」の地合花を「金錦」と呼んでいる。
楠 玉 波打ち咲きで、大輪。うすいピンク色地に濃紫紅色の大小絞り、吹掛け絞り、底白の花柄が出る。
「真如の月」の枝変わり。 
栄 冠 小波打ち咲きで、大輪。花柄は、雪白地に紫紅色の大小絞り、覆輪が入るもの、白・紫紅色無地のものがある。
十六夜 izayoihana 花形は波打ち咲きで、大輪。花柄は、明るい紫色無地である。時に、濃紫色の小絞りが入る。
愛の月 ainotukihana 花肉の厚い中輪。花柄は、純白地に濃紫色の小絞り、飛び入り絞り、底白、覆輪が入るもの、
白・紫色無地のものがある。 
暁 光 丸弁の5~6弁咲きで、大輪。花柄は、白地に緋紅色の大小絞り、伊達絞り、
飛び入り絞り、微塵絞り、覆輪が入るもの、白・緋紅色無地のものがある。 
春日野 kasugnohn 古花。花形は中輪で、花柄は濃い暗紅色無地。葉は細葉。
山の光 yamanohikarihana 古花。花形は中輪で、花柄は濃い暗紅色無地。葉は細葉。
 日 光 nikkouhana 花形は、丸弁で小輪。花柄は、うすい桜色地に濃い紅色の大小絞り、白絞りが入るもの、
紅色・うすい桜色・白無地のものがある。
四季高嶺 二重咲きで、小輪。「四季籬(しきまがき)」の覆輪花(有色花の花弁の周辺が白く
縁取られているもの)を「四季高嶺」と呼んでいる。
 
貴公子 やや細弁で、キキョウ咲き。花柄は、紅紫色の変化の多い底白。
大 盃 花肉の厚い中輪。濃桃紅色無地の花柄で、秋には紅葉する。 
暁の蔵王 akatukinozaohana 花形は大輪。花柄は、白地に紅色の大小絞り、覆輪、底白、爪白、ぼかしが入るもの、
白無地のものがある。 
一生の春 花弁の厚い丸弁で、大輪。花柄は、うすい紫色地に濃紫色の大小絞り、覆輪が入るもの、
濃紫色無地のものがある。
旭の泉 asahinoizumihana 花形は中輪。花柄は、純白地に朱紅色の大小絞り、吹掛け絞り、底白、玉斑が入るもの、
白・朱紅色無地のものがある。
 暁 天 波打ち咲きで、大輪。花柄は、うすい紫紅色地に濃紫紅色の大小絞り、覆輪が入るもの、
紫色無地のものがある。「華宝」の枝変わり。
華 宝 kahouhana 波打ち咲きで、大輪。花柄は、花底が黄味を帯びた純白地に紫紅色の大小絞り、
覆輪が入ったもの、白・紫紅色無地のものがある。 
御 幸 花形は、やや剣弁のキキョウ咲きで、時には丸弁も出る。花柄は、
純白地に紅色の堅絞り、小絞り、覆輪が入るもの、白・紅白無地のものがある。 
 
楊貴妃 youkihi 古花。花形は中輪。花柄は、濃緋紅色の底白、緋紅色無地。葉は、照りのある細葉である。 



秋田県立農業科学館

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