保呂羽カントリーファームは、秋田県横手市大森の保呂羽山麓に位置します。
今から18年前に開墾した葡萄を中心とした家族経営の農場です。
開墾当時から徹底的に自然派農法栽培にこだわります。
除草剤、化学肥料などを一切使用しません。
葡萄特有の病気であるうどんこ病や灰カビ病用のボルドー液や硫黄液を年3回に抑えた自然派栽培を実施しています。
通常の減農薬栽培者でも、それらの液剤を最低でも10回は散布しておりますから、佐々木さんの3回という数字は驚異的です。
だから、毛虫やコガネ虫などの生物が多く、鳥や爬虫類などがそれらを餌とするため、生態系が維持されています。
自然派農法のため土が健全で、ミミズやモグラもよく見かけます。除草剤、化学肥料などの農薬を一切使用しないため、草むしりが日課となります。草むしりは、特にぶどうの木の根元を中心に作業します。
野ねずみによって根元の木を傷つけないためです。
収穫時は、鳥追いが日課となります。鳥対策でネットをかけますが、佐々木さんの完熟し糖度が18度以上になるぶどうは、鳥にとっても最高のごちそうです。この保呂羽の森は、たぬきやきつね、山リスなどもよく見ることができる自然にあふれる場所でもあります。
●まさに、おとなのための極上ジュース!
企画は、北東北ワイン開発プロジェクト協議会。今話題の「さくらワイン」を手がけた、日本ソムリエ協会認定のソムリエやワインアドバイザーを中心としたワインのプロフェッショナル集団です。
使用品種は、次のとおりです。
国豊3号(山葡萄交配種)900kg(78.2%)
小公子(山葡萄交配種) 140kg(12.2%)
キャンベル・アーリー 110kg( 8.7%)
フレドニア 10kg( 0.9%)
さくらワインの原料でもある山葡萄交配品種「国豊3号」をメインとしております。
「国豊3号」は、最も日本山葡萄の味わいや香りを醸し出す品種で、第一印象が森の香り、下草の香りも感じます。少し土臭さもあり、生食用ぶどうジュース特有のフルーティでジューシーな香りはあまり感じません。
生食用のぶどうより糖度は高いのですが、山葡萄系なので酸も高く、甘さをあまり感じません。こだわりの贅沢な65%歩留まり圧搾製法に徹し、濾過も甘くしたため、とてもミネラル感があり、旨味を味わえます。
ブレンド品種の「小公子」は、ポリフェノールが多く含まれ、アントシアニンも豊富で黒紫色の濃い品種で今注目の山葡萄交配品種です。
そしてフルーティでジューシーな「キャンベル・アーリー」、芳香性が際立つ「フレドニア」を使用することにより、幾分かの土臭さや特有の香りを緩和させ、少しの甘味を引き出しました。
ソムリエのテイストチェックにより、森のぶどう「国豊3号」の特長を最大限引き出した100%ストレート果汁で無添加のクセのある濃厚なジュースが出来上がりました。
●昔ながらの布袋搾りで無添加の100%ストレートジュース!
製造も布袋搾汁方式による一番しぼりで贅沢な65%歩留まりの圧搾製法で搾ったため、蔓(つる)や種(たね)が潰れず、エグミの少ない搾汁ができました。
さらに製造工程で、濾過を甘くしたため、無濾過の状態に近く、山ぶどうそのものの味わいに近いクセのあるジュースとなりました。
100%ストレートジュースで旨味も十分あり、濃縮還元ジュース(水を加えて濃度を調整する製法)とは、比べようがない存在感があります。
だからお子様には、すこしクセがあり飲みづらいかもしれません。
製造工程では砂糖などの甘味料やビタミンCやソルビン酸などの調整剤、酸化防止剤を一切使用しない無添加製法にこだわった100%ストレートジュースです。
サービス温度もあまり冷たくせず、8度から12度くらいで味わっていただくと、ツンとくる酸もまろやかに感じ、旨味とミネラル感を十分に感じられます。
ソムリエがプロデュースするぶどうジュースなのです。
ワインファンのための
森の完熟ぶどうジュース